内股の歩行について

 コロナの影響もあり、座っている時間が長くなり、太ももの外側の「大腿筋膜張筋」が衰えていることが原因で内股歩きになり、まっすぐに歩けなかったりするお子様が増えてきているとTVなどで放送されていました。また、内股歩きのお子様が走ったりする時に反対の足に引っ掛かけて倒れたりすることもあるようです。では、どうすればよいか?日常生活に台などの上にあぐら座りを取り入れる事をお勧めします。更に良い姿勢で外を走ったり、飛んだり跳ねたり等の運動を増やすといいでしょう。

目次

【ポイント】

 ⑴日常生活に台の上であぐら座りを取り入れる

 ⑵外で走ったりの運動を増やす。

「理由」

⑴股関節の内側の筋肉と外側の筋肉のバランスを取って良好な姿勢になるようにアライメントを調整すること。
※アライメント:体の各部のポジションのこと。安全に、より効果的にポーズを行うために正確な姿勢の調節が必要。
⑵そのまま床の上であぐらを取ると腰に過剰な負担を掛けて腰を痛めたり、姿勢が悪くなります。
その為に台などをお尻の下に敷いて良い姿勢をはかります。
⑶日常的にあぐらの姿勢を取ることは、反復練習を行うことになります。反復練習を行うことで股の動きがスムーズに確保できること、筋力系や神経系の強化にも関与していると考えています。
⑷外で走ったりの運動をすることは、骨を強くしたり、筋力の増強を図ることにもなります。
 「継続は力なり」ですね。これは、「姿勢」を使った療育の一部です。但し、症状が著しい場合は、姿勢を矯正したり、リハビリ等が必要になります。

   お子様の姿勢で気になることがございましたらお気軽に相談ください。

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